日本通運株式会社国際海運統括部様からは２０２３年後半からお取引をいただきました。ご依頼をいただいた部署は同社の国際海運事業を統括している部署であり、その営業部門について当初いくつかの点でご相談をいただきました。
お話し合いをさせていただく中で、中堅社員の方々の仕事に対するモチベーションを高め、自身の仕事に対する自己肯定感を強く持っていただくことにより、仕事と職場がより楽しくなり、相互に刺激し合えるようなビジネス環境を整えることにより、管理職に向けての準備を少しずつ進めていくことから始めることになりました。
実際には対象となる各社員が、ひと月の仕事を毎月振り返り自分の中のBEST
JOBをレポートし、それを管理職で審査、特に良いレポートについては発表会を開いて共有、また表彰することを行っています。これらの取り組みは、私の経験上ただやるだけではあまり効果が得られません。そこで運営上様々な仕掛けや注意点をお伝えし、実施するなど運営上のサポートまで携わらせていただいています。同社の管理職の方々には多大なるご協力をいただきながら施策は継続的に実施されています。
そうしたご協力の甲斐も有り、間もなく実施してから半年を迎えますが、回を追う毎に素晴らしいお仕事が増えてきています。また参加する社員の方々が相互に刺激し合い、熱量が上がってきているのも感じます。各社員の方々が自身や組織のお仕事の中で“課題”だと思われることに自発的に向き合い、課題解決に向けての取り組みなどイノベーション活動があちらこちらで生まれているように思います。
職場では兎角、声を上げて色々アピールする人が目立つし、会社側からも注目されます。しかし企業と言うのは所属している社員全員の力をどう発揮するかが、将来の発展の鍵となると思っています。全員が元テニスプレーヤーのタレントの方のような必要は無いのです。物静かな方や引っ込み思案な方がいたとして、その方がやる気が無いとかと言う事では無く外から見て、わかりづらいだけで、もしかしたら静かなる闘志の持ち主かも知れませんが、そう言う方を見つけ出したり、今はただ大人しい方でもこれから、モチベーションを持っていただくようにするには、どうすれば良いか常々考えていました。
そんな時に知人のツテで三井さんに出会い、色々とお話させていただく内にこれだと思ったのが、ご提案いただいた各自が自身の仕事を振り返って「これは上手く行った！」瞬間を思い出して発表いただく、普段から目立つ方も、目立たない方も等しくみんなで評論や評価をし合える機会を作ろうと言った企画です。 企画名マイベストジョブコンテストは「これは上手く行った！」と思うものがあれば良いし、もし、今は無くても、これから作るキッカケにしてもらう。そんな企画です。
この企画を始めて半年ですが、さあ、どうでしょうか？ 少しづつですが、変わって来ていると思います。この企画が参加されている方々の将来への何らかのきっかけになる事、そして、その方々の力で会社が良い方向に向かう事を期待しています。
